中国が全国的に「氷雪」シーズンに突入した。データによると、ダウン類衣類の売り上げは昨年の11月1日より18日早く、10月14日に今年1回目のピークを迎え、また10月19日に2回目のピークが訪れたという。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが伝えた。
寒冷な気候の中、ダウンと並ぶ標準装備は保温インナーだ。これまで着なかった人たちまで、今年は寒さのしのぐために購入しており、そのうち男性消費者が3分の2を占める。
寒冷な時期は気持ちを伝え、季節の挨拶をするのに最も適したシーズンだ。データによると、今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)の売り上げのうち、高齢者向け保温インナーの約50%は「85後(1985年から1989年生まれ)」が購入し、高齢者向けウールのセーターの約25%は「95後(1995年から1999年生まれ)」が購入した。寒くなったので、下の世代が上の世代に気持ちを伝えようと、プレゼント用に買ったのだと思われる。
こうした動きが関連製品の産業ベルトにも火を付け、河北省清河県のウール製品、福建省莆田市の靴製品、江蘇省江陰市の保温インナーなどの産業ベルトは取引額が前年同期比280%増加し、「寒波が強くなればなるほど、産業は好調になる」状況だ。これと同時に、家の中の暖房設備の売り上げも大幅に増加。ティーメーカー、布団乾燥機、フットマッサージャーもおうちライフを暖かく居心地の良いものにしてくれる。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年11月13日