六中全会

張軍国連大使「アフガニスタン人道支援は正しい方向と軌道を堅持すべき」

人民網日本語版 2021年12月23日15:19

国連安保理は22日、アフガニスタンの人道問題に関する第2615号決議を全会一致で採択した。アフガニスタンにおける人道支援継続の可否をめぐる国際人道支援機関の最近の疑問に対して、決議はアフガニスタンでの人道支援とその他基本的な人道上のニーズを支える活動は安保理の制裁決議に違反せず、関係する全ての金融活動、物資またはサービスの提供を正常に実施できることを明確にした。人民網が伝えた。

中国の張軍国連大使は採決後の発言で、「中国は、アフガニスタンに対する人道支援は正しい方向と軌道を堅持すべきだと一貫して考えている。このため、中国は建設的に協議に参加し、具体的な修正意見を提出してきた。最終的に提出された決議案に中国の意見が取り入れられ、重要な問題において明確な説明がなされたことを嬉しく思う。決議は8月15日以降、アフガニスタンの人々に対して人道支援を行ってきた国際社会の努力を評価し、決議採択の目的が一連の疑問対して明確な説明を行い、今後の対アフガン支援の継続を確保することにあることを明確にした。決議は、アフガニスタンに対する人道支援とその他アフガニスタンの基本的な人道上のニーズを支える活動は安保理の制裁決議に違反せず、関係する全ての金融活動、物資またはサービスの提供を正常に実施できることを明確に指摘した。決議の採択に伴い、アフガニスタンでの人道支援継続に関する疑問や障害が一掃されるものと信じる」と表明。

「人道支援は焦眉の急を解決するだけであり、アフガニスタンの経済回復と発展の手助けをすることこそが根本的な道だ。国際社会はアフガニスタンのタリバンと接触を保ち、積極的に誘導して、アフガニスタンの暫定政権枠組による政府機関の正常な運営の維持、治安と安定の維持、経済と社会の回復・復興の推進を支援する必要がある。アフガニスタンの国内情勢に生じた根本的変化を前に、安保理はアフガニスタンのタリバンに対する制裁設定について真剣に考え、アフガニスタンの経済・社会発展への負の影響を防ぐ必要がある」とした。

張大使は、アフガニスタンの平和的復興と経済発展に対する中国の支援状況を説明し、中国がアフガニスタンの友好的隣国、誠実な友人として、引き続き着実な行動によって、アフガニスタン経済の立て直しの支援にさらに大きな役割を果たしていくことを強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年12月23日

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