新年早々、日本の各都県知事や中日友好団体トップが新春の挨拶で北京冬季五輪の成功を願い、中日国交正常化50周年にあたり中日の地方及び民間の友好関係を深めたいとの前向きな意向を表明した。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。
東京都の小池百合子知事は「世界は、なお新型コロナウイルス感染症との闘いの中にある。そうした中、昨年、上野動物園でパンダの双子の赤ちゃんが誕生し、日本中が祝賀ムードに包まれた。赤ちゃんの名前、『暁暁(シャオシャオ)』と『蕾蕾(レイレイ)』には、明るい夜明けから未来につながる意味がある。二頭に象徴されるように、両国の友好の歴史を重ねていくことが、日中関係の未来につながると確信している。日中国交正常化50周年を迎える本年、東京大会が世界に届けた勇気と感動が、来月の冬季北京大会へと引き継がれ、両都市の友好が更に深まることを祈念している」とした。
長野県の阿部守一知事は「2020年東京五輪開催の際、私達は中国側の協力の下で中国選手への応援などの交流活動を実施し、五輪ホスト都市としての取り組みを成し遂げた。長野県と中国には40年余りにわたる冬季スポーツ交流の歴史がある。近く開会する北京冬季五輪の雪上種目はわが県と友好提携を結ぶ河北省で開催される。冬季五輪が成功を収めることを願う。両国の国交正常化50周年を契機に、日中の世々代々の友好を後押しし、共に素晴らしい未来を切り開くことを期待する」とした。
北海道の鈴木直道知事は「2021年は北海道と黒竜江省の友好提携締結から35年という節目を迎え、双方が一連の記念行事を行った。今年は日中国交正常化50周年という大きな節目の年である。北海道としては、中国との友好交流の更なる発展に向けて力を尽くしていく」とした。
日中友好協会の丹羽宇一郎会長は「オリンピズムの真髄に基づき、平和な世界を願う」と題する新春の祝辞を発表した。丹羽氏は両国の国交正常化50周年の歩みを振り返り、日本各界に両国の友好の大局を大切にするよう呼びかけ、日中の世々代々の友好を祈念。北京冬季五輪が近く開会することを受けて、オリンピック憲章の諸原則を尊重し、人権問題を借りた政治的手段によるオリンピックの試合への干渉に反対し、実際の行動によって平和な世界を共に創るよう呼びかけた。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月19日