外交部(外務省)の趙立堅報道官は18日の定例記者会見で、「中国とリトアニアの関係に問題が生じたことの理非曲直は非常に明らかだ。リトアニアは自国の利益のために、自ら間違った行動を取ることで中国とEUの関係を操ろうと企てている。これは無責任であり、危険なことでもある。EU側は強く警戒し続けるべきだ」と表明した。
【記者】先日のEU非公式外相会合でリトアニアに対する中国の「脅迫」行為が批判されたとの報道について、中国側としてコメントは。
【趙報道官】中国側はいかなる形の政治的・外交的脅迫にも断固反対しており、これまで他国への経済的脅迫をしたこともない。もし関係方面が本当にその発言のようにリトアニアと「一致団結」するのであれば、リトアニア側に対して、問題の解決策は「一つの中国」という正しい軌道に戻ることしかないと注意を促してもらいたい。
中国とリトアニアの関係に問題が生じたことの理非曲直は非常に明らかであり、いかなる歪曲や中傷も許されない。リトアニアは頑なに「台湾」名の代表処を設置し、公然と「台湾」と「中国」を同列に並べ、「一つの中国、一つの台湾」を露骨に作り出した。これは「一つの中国」原則への重大な違反だ。現在、リトアニアは自国の利益のために、自ら間違った行動を取ることで中国とEUの関係を操ろうと企てている。これは無責任であり、危険なことでもある。EU側は強く警戒し続けるべきだ。
EUが事の是非をはっきり区別し、「一つの中国」原則及び中国との外交関係樹立時に自らが行った厳粛な約束を厳守し、客観的で公正な立場を堅持し、実際の行動によって中国・EU関係の健全かつ安定的な発展を維持することを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年1月19日