北京冬季五輪の米国選手がこのほど海外のSNSにアップした動画が話題だ。冬季五輪マスコットの「ビンドゥンドゥン」を気に入ったチームメイトが、レストランでビンドゥンドゥンを注文しようとした「名場面」を伝える動画で、数万件の「いいね!」がついた。人民網が伝えた。
話題の動画をアップしたのはリュージュのサマー・ブリッチャー選手で、動画は2月12日に海外のショート動画共有プラットフォームで公開された。ブリッチャー選手とチームメイトが冬季五輪村のレストランで食事をする時、チームメイトはメニューにビンドゥンドゥンのイラストがあったため、ピザのセットを買えばビンドゥンドゥンのおまけがついてくると勘違いし、メニューを指しながら「ビンドゥンドゥンを2つください、2つ!」と注文した。すると一緒に並んでいた別のチームメイトが、「3つです!3つください!」と訂正した。
注文を聞いた店員はにっこりしつつも、違う違うというように手を振った。チームメイトはその様子からビンドゥンドゥンは販売数が限られているのだと考え、「じゃあ1つでいいです」と言い直した。その時、英語ができるスタッフは、「こちらではビンドゥンドゥンは販売しておりません。これは単なるイラストです」と英語で説明した。結局、彼女たちが注文したのはピザとコーラだけで、そして「ありがとう」と言った。
この動画がアップされると、ネットユーザーから「ビンドゥンドゥンは誰もが欲しいだろう」、「ずっとビンドゥンドゥンのこと考えてる!」、「ビンドゥンドゥン本当にかわいい、私も欲しい!」などのコメントが続々と寄せられた。「1個買ったら1個プレゼントじゃないの?」とユーモラスなコメントをしたユーザーもいる。
ピザのセットを買ってビンドゥンドゥンを手に入れるという夢はかなわなかったが、ブリッチャー選手とチームメイトは五輪村でビンドゥンドゥンとふれあうチャンスが何度かあり、交流を非常に楽しんだ様子だ。ブリッチャー選手はチームメートとともにビンドゥンドゥンとエレベーターに乗り合わせたときの写真も海外のSNSにアップし、「夢がかなった」とキャプションを添えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年2月17日