李克強総理は19日夜に北京の人民大会堂で、世界経済フォーラム(WEF)のシュワブ会長とテレビ会議の形式で会談した。新華社が伝えた。
李総理は「中国とWEFの協力関係は40年以上続いており、中国の改革開放のプロセスとほぼ同時に進行してきた。現在、世界の発展は諸々の不確定要因や不安定化要因に直面しているが、世界の平和と発展、各国間の往来と交流が人心の向かうところであり、大勢の赴くところだ。人類の文明の進歩と歴史の前進の歩みが、紆余曲折や挫折によって阻まれることはない。国際社会は確固たる自信を持ち、平和と安定を維持し、対話と意思疎通を強化し、手を携えて試練に対処する必要がある。中国は、WEFが常に経済発展に焦点を合わせ、対中協力を強化してきたことを評価している。双方の協力の深化は、経済発展と民生改善というプラスのシグナルを世界に発することに寄与する」と指摘。
「国際情勢がどのように目まぐるしく変化しようとも、中国は対外開放という基本国策を揺るがず堅持していくし、各方面と対話や意思疎通を強化し、互恵・ウィンウィンの協力に向けた環境を整えていくことを望んでいる」とした。
シュワブ会長は「WEFは過去40年余り、中国と良好なパートナーシップを維持してきた。世界が多重の危機や課題に直面している現在、WEFは中国側と協力を深め、グローバルな対話を促進し、経済界の役割を十分に発揮し、国際的及び地域的な交流と協力を強化し、気候変動対策、産業モデル転換の推進、社会的公正の促進に積極的な役割を果たすことを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月20日