国際連合経済社会理事会(ECOSOC)議長でボツワナの国連大使であるコレン・ケラピル氏は、このほど単独インタビューに応じ、「新型コロナウイルスのパンデミック、気候危機、地域紛争などの要因による影響が強まり続ける中、関係国はなおさらに貧困削減における中国の経験を学び、参考にすべきだ」と述べた。新華社が伝えた。
持続可能な開発に関する国連ハイレベル政治フォーラム2022が15日、ニューヨークの国連本部で閉幕した。会期中にインタビューに応じたケラピル議長は「貧困問題はどこにでもあるが、貧困問題の解決において中国の積み重ねてきた先進的な経験は、我々にとって学ぶ価値のあるものだ」と述べた。
国連が7日に発表した「持続可能な開発目標(SDGs)報告2022」によると、2020年に世界で新たに9300万人の人々が極度の貧困に陥った。
2021年2月25日、中国の指導者は「全国貧困脱却難関攻略総括表彰大会」において、中国が貧困脱却の難関攻略の戦いにおいて全面的な勝利を収め、絶対的貧困の解消という極めて困難な任務を完了したことを宣言した。
世界人口の5分の1近くを占める中国が、絶対的貧困を解消し、国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の貧困削減目標を10年前倒しで達成したことは、世界の貧困削減事業の発展と人間の発展と進歩への重大な貢献となった。ケラピル議長は中国の貧困削減の成果について「絶対的貧困の解消に成功した中国の模範的ケースは、この目標のために奮闘している全ての人々を勇気づけた。現在、貧困は非常に突出した問題であり、新型コロナウイルスのパンデミックなどの危機や試練によって、数千万人の人々が再びより深刻な貧困に陥っている。この方面において、中国の成功経験を参考にすることは我々にとって極めて重要だ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月18日