外交部「『一つの中国』原則の適用は普遍的、無条件であり、疑いの余地なし」

人民網日本語版 2022年08月09日16:39
外交部「『一つの中国』原則の適用は普遍的、無条件であり、疑いの余地なし」

先日の日米豪外相共同声明における「一つの中国」政策に関する文言について、外交部(外務省)の汪文斌報道官は8日の定例記者会見で、「『一つの中国』原則の意味は明晰かつ明確であり、その適用範囲は普遍的かつ無条件であり、疑いの余地はない。『一つの中国』原則、国際法治、国際秩序に挑戦する思い上がった企ては、必ずや国際社会の共同の反対に遭い、その目的を達成することはできない」と指摘した。

汪報道官は「『一つの中国』原則は国際社会の普遍的共通認識、広く認められた国際関係の基本準則、第二次大戦後の国際秩序を構成する一部であり、国連総会第2758号決議で確認されたものであり、中国と関係国が外交関係を構築し、発展させるうえでの政治的な基礎でもある。国連事務局は公式の法的意見において、台湾地区は中国の1つの省であり、独立した地位を有しないと明確に指摘している。特定の国々が『一つの中国』原則に様々な接頭辞や接尾辞を加えて、『一つの中国』原則の歪曲化、曖昧化、空洞化を試みることは不法かつ無効だ。中国はこれに断固として反対する」と表明。

「『一つの中国』原則の意味は明晰かつ明確だ。つまり世界に中国は一つしかなく、台湾地区は中国の一部であり、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府であるということだ。『一つの中国』原則の範囲は普遍的かつ無条件であり、疑いの余地はない。中国と国交のある全ての国、国連の全ての加盟国は、無条件に『一つの中国』原則を遵守し、国連総会第2758号決議を遵守するのが当然だ。特定の国々のやり方は、実際には『一つの中国』原則を曲げて解釈するものであり、本質的に国際法の基本原則と国際関係の基本準則に挑戦し、第二次大戦後の国際秩序に挑戦しているのである」と強調した。

さらに「我々は特定の国々に対して、信義に背いて『台湾独立』勢力を助長することの危険性と危害性を深く認識して、当時の厳粛な約束を厳守するよう忠告する」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年8月9日

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