江蘇省で9月22日、世界2匹目のクローンホッキョクオオカミ「ハル」が、ビーグル犬を代理母として誕生した。現在の健康状態は良好。科技日報が伝えた。
2匹目のクローンホッキョクオオカミ
絶滅危惧野生動物を救い、生物多様性の発展を保護するため、北京希諾谷生物科技有限公司(希諾谷)と哈爾浜(ハルビン)極地公園は2020年に、ホッキョクオオカミのクローンの研究協力を開始した。クローンホッキョクオオカミのドナー細胞は、ハルビン極地公園の野生ホッキョクオオカミ「マヤ」(メス)と、野生ホッキョクオオカミ「ハル」(オス)の皮膚の標本から得られたものだ。世界初のクローンホッキョクオオカミである「マヤ」が6月10日に北京市で誕生し、現在すでに哈爾浜極地公園に引き渡しされている。
ハルビン極地公園の野生ホッキョクオオカミ「ハル」
商業化ペットクローン以外にも、希諾谷は北京市公安局と協力し、体細胞クローン技術により6匹の優秀な警察犬を育成し、2019年に正式に警察犬になった。その能力水準は通常育成の警察犬を上回っている。クローン警察犬は現在、子どもが2回生まれている。そして子どもの警察犬はいずれも高い警察用性能を持っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月29日