中国北方初の海底沈埋トンネルとなる大連湾海底トンネルが9月29日に全線貫通した。大連市東部の大連湾海域に位置する同トンネルは、北の大連鑚石湾地区から南の大連東港ビジネスエリアに至り、全長は5.1キロメートル、建設基準は両側6車線の自動車専用道路で、設計速度は60km/h。
大連湾海底トンネル工事資料画像。(画像提供は取材先)
トンネルの海底沈埋区間は、長さ約180メートルで重さ約6万トンの18函のケーソンからなる。工事の中でプロジェクトチームは20ヶ月で18函のケーソン設置目標を達成した。
大連湾海底トンネル工事資料画像。(画像提供は取材先)
プロジェクトチームは今後、トンネル内の機械・電力設備設置などの作業を全力で推進する。トンネルは来年に開通の条件を備える見通しだ。開通後は大連の南北を貫く新たな快速ルートになり、大連湾両岸の一体化建設の推進にとって重要な意義を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年9月30日