北京市交通委員会は今月7日、エコ外出都市建設の「成績表」を発表。北京の鉄道交通の総延長距離が全国トップの1148キロに達したことが分かった。うち、都市鉄道交通が783キロ、郊外と市中心部を結ぶ通勤列車が365キロとなっている。また、MaaS(エコ外出一体化サービスプラットフォーム)の利用者は1日平均約630万人、二酸化炭素排出削減を奨励する活動による二酸化炭素排出削減量は6万8884.19トンと、全国トップだった。自転車専用レーンは10.3キロで、1日に延べ4000人以上が通行している。ここ2年のエコ外出建設計画により、北京市中心部のエコな外出の割合は74%に、そのサービスに対する満足度は87.9%に達している。北京日報が報じた。
2020年9月、北京市は二酸化炭素排出削減を目指す計画「MaaSでエコな外出」を始動し、MaaSのプラットフォームに記録された市民のエコな外出から二酸化炭素排出削減量を算出し、二酸化炭素排出権取引市場において取引を行って収益を上げるようになった。このようにして、個人のエコ外出による二酸化炭素排出削減を初めて二酸化炭素排出権取引市場に組み込み、エコ外出を奨励する持続可能なメカニズムとなっている。同計画実施後、北京のMaaSのユーザ数は3000万人を突破した。

エコな外出が呼びかけられる北京で、自転車で移動する市民。北京では自転車専用レーン設置後、延べ318万人が利用し、利用者数は1日平均4000‐5000人となっている。撮影・鄧偉
2021年、北京では約50キロの鉄道交通が新たに開通し、1時間通勤圏が拡大した。北京の鉄道交通の利用者は最も多い日で延べ1179万4300人に達し、全国トップとなり、通勤者に占める割合は27%に達している。
市中心部の住民だけでなく、郊外の多くの地域でもシェア自転車が利用できるようになっているほか、北京市はシェア自転車の総数を合理的に調整している。2017年にはその数が235万台だったが、ここ2年、北京市内の中心部のシェア自転車の数は66万600台に減り、郊外で運営されるシェア自転車の数は19万2400台となった。このように、シェア自転車の規模や運営上の配置がさらに合理的になっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月9日
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