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国慶節にテスラで帰省 渋滞・バッテリー切れで4万円払う羽目に

人民網日本語版 2022年10月03日14:13

10月1日、広東省深セン市に住むあるブロガーがこんな動画を公開した。テスラの電気自動車(EV)を運転して深セン市から湖南省に里帰りしようとしたが、思いがけない渋滞に出くわして、24時間も広東省から出られず、最後はバッテリーが切れてしまった様子を伝える動画だ。

この男性ブロガーによると、今回運転したテスラ車は購入してからそれほど日がたっていないもので、もともと今年の国慶節(建国記念日、10月1日)連休に、深センから故郷の湖南省永州市まで運転して帰るつもりだった(両地点の間の距離は500キロメートル<km>、テスラの航続距離は435km)。高速道路に乗ると、充電できるサービスエリアは何か所あったが、人が多かったので立ち寄らなかった。バッテリーの残量が80kmになって慌て出したこのブロガーは、高速を降りて充電しようと思ったが、さらにひどい渋滞に巻き込まれて降りようにも降りられなくなり、バッテリーがじりじりと減っていき、ついになくなるのをじっと見ているしかなかった。自動車保険の無料ロードサービスに高速道路での救援作業は含まれていなかったので、レッカー車を呼ぶしかなくなり、休日料金も加算されて総額2千元(約4万642円)のレッカー代を支払わなければならなかった。最終的に車に乗ったままレッカー移動で高速を降り、充電して再出発し、やっと安全に実家へ帰ることができたという。

この動画が公開されると、ネットユーザーからは、「EVで帰省するなんて勇気あるよね」などというコメントが寄せられた。

ここ数年、ドライブ旅行が人気だ。国が新エネルギー自動車の普及推進に力を入れていることや、充電設備が充実してきたこともあり、新エネ車のバッテリー電気自動車(BEV)を購入する人はますます増えている。こうした流れの中で発生した今回のような「航続距離問題」もますます深刻化している。

EVにとって、航続距離と充電設備は長距離ドライブを制約する2大要因であり、出発前に沿線と目的地の充電設備に基づいて合理的なルートを考えなければならない。航続距離が300km前後のEVなら片道240km位の行程を計画するとよい。150-200kmなら都市部での移動にとどめるのがよく、それより短い車は長距離旅行には適さない。

現在、EVの航続距離はどんどん伸びているが、バッテリーのない携帯電話が使えないのと同じで、自分の車のバッテリーを常にフル充電していなければ安心はできない。そこでルートのどこに、どれくらいの充電設備があるかを把握することが極めて重要になる。

あなたは長距離旅行にEVで行くことを選択しますか?(編集KS)

「人民網日本語版」2022年10月3日

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