中国共産党は有言実行し、「小康社会の全面的な完成」という約束を期限通りに果たした。ヤヒヤ氏は「中国共産党は14億人余りの中国国民を率いて、社会主義現代化国家の全面的建設のために団結・奮闘している。国民に対する厳粛な約束をしっかりと果たすものと信じている」と語る。
「報告で強く印象に残っているのは、『守正創新』(正しい道を守りながら革新を図る)という簡潔で力強い4文字だ」と語るドイツ語の専門家ヴェラ・モン氏は、この言葉の意味を「基本的価値観と文化的伝統をしっかりと守りながら、果敢に革新し、開放と進取を保つ」ことだと指摘する。
「団結・奮闘」「自信・自強」「思想的先進性」「長期的視点」「政策的一貫性」が、外国人専門家達の目に映る中国共産党のイメージだ。
ラオス語の専門家ポンテ・チャルーンスック氏は、「報告にある『鉄を打つには自らが強くなければならない』『虎を打つ』『蠅を叩く』『狐を狩る』といった、特徴的であると同時に生き生きとしたイメージを喚起し、一目見て理解できる表現が、全面的に厳格な党内ガバナンスや果敢な自己革命に対する中国共産党の断固たる決意を示している」と語る。
■中国の責任感が世界に幸福をもたらす
社会主義現代化強国の全面的な完成に関する全体戦略は、2段階に分けて進められている。まず、2020年から2035年までの期間で社会主義現代化をほぼ実現し、2035年から今世紀中頃までの期間で中国を富強・民主・文明・調和の美しい社会主義現代化強国にする。
ドイツ語の専門家ヴェラ・モン氏は、報告で「イノベーション」という言葉が頻出したことに注目する。これは、同じくイノベーションを重視するドイツにとって、協力発展のチャンスだ。また、「一帯一路」(the Belt and Road)建設は国際社会にとって共通の財産だ。
アラビア語の専門家ヤヒヤ氏は、経済、貿易、インフラ整備分野における中国とアラブ諸国の協力に大きな期待を抱いている。
英語の専門家ショーン氏は、報告が「中国は平和を必要とし、平和を希望しており、世界の平和に一層の貢献を果たすことを望んでいる」としたことを指摘する。
世界は百年間なかった大きな変化を経験している。中国共産党は、民族の復興と人類の進歩という深い命題を時間的にも空間的にも壮大な次元において考えている。
世界は再び歴史の岐路に立っている。中国は揺るぎなく歴史の正しい側に立ち、人類の進歩の側に立っている。「人類運命共同体の構築を後押しする」「新型の国際関係の構築を後押しする」「開放型世界経済の構築を後押しする」「真の多国間主義を堅持する」「中国はグローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブを打ち出し、国際社会と共にその実行に努めることを望んでいる」……。第20回党大会報告は、中国の知恵、中国の案、中国の責任感を伝えている。
「世界は家族であり、栄辱を共にする」。フランス語の専門家ペギー・ラファエル氏は、中国共産党は世界の大政党として世界に対しても、思いを寄せる見識と洞察力を示していると語る。
同報告は「中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を推進する。中国共産党は中国人民を団結させ、率いて、新時代の中国の特色ある社会主義のさらに美しく輝かしいページを刻むだろう」と指摘した。
アラビア語の専門家ヤヒヤ氏は、20年数前に来中した当初、北京には地下鉄が2路線しかなかったことを覚えている。今や北京は地下鉄が四方八方に通じ、世界唯一の「夏冬五輪開催都市」となった。数十年間の発展と飛躍を見てきたヤヒヤ氏は、中華民族の偉大な復興を確信している。「第20回党大会後、中国は現代化事業の新たな発展を迎えるだろう。私は中国の人々と共に、この偉大な歴史的プロセスを目撃したい」とヤヒヤ氏は語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年10月19日