習近平中共中央総書記(国家主席)は21日、中国共産党の招待を受けて訪中した統一ロシアのメドベージェフ党首と釣魚台迎賓館で会談した。新華社が伝えた。
習総書記は「中国共産党と統一ロシアが長期にわたり繰り広げてきた制度的交流は、中露の政治的相互信頼を揺るぎないものにし、互恵協力を推し進め、戦略的協力を示すための独自のルート及びプラットフォームとなり、新時代における中露関係の安定した持続的な発展を力強く支えてきた。中露の政権党の交流は『第3の10年』に入った。両党が引き続き国政運営の経験、発展戦略の連携促進、政党の国際協力の推進をめぐり深く交流し、政権党の建設について学び合い、参考にし合い、中露の包括的・戦略的協力の深化に知恵と力を捧げることを希望する」と表明。
「過去10年間、中露関係は国際情勢の目まぐるしい変化という試練に耐え、常に健全かつ安定した高水準の発展を遂げてきた。中露にとって、新時代における包括的・戦略的協力パートナーシップの発展は双方が国情に基づいて行った戦略的選択だ。中国はロシアと共に、新時代の中露関係をたゆまず前進させ、グローバル・ガバナンスのより公正で合理的な方向への発展を共に後押しすることを望んでいる」とした。
また「ウクライナ危機の問題において、中国は一貫して物事自体の理非曲直に基づき自らの立場と政策を決定し、客観的かつ公正的な立場を堅持し、和平交渉を積極的に促進している。関係各方面が理性と自制を保ち、包括的な対話を繰り広げ、安全保障分野における共通の懸念を政治的手段で解決することを希望する」とした。
メドベージェフ党首は「統一ロシアは中国共産党と国政運営面の経験交流を強化し、両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、経済・貿易、エネルギー、農業分野で両国間の協力を積極的に推進し、外部からの様々な圧力や不公正な措置を共同で阻止し、露中の包括的・戦略的協力パートナーシップのさらなる発展を推進することを望んでいる。ウクライナ危機には原因があり、非常に複雑だ。ロシアは交渉を通じた問題の解決を望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年12月22日