習近平総書記の第20回党大会後初の外交活動が伝えた重要なメッセージ

習近平中共中央総書記（国家主席）の招待を受けて、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長が10月30日から中国を公式訪問した。10月31日、習総書記はグエン・フー・チョン書記長と会談し、中華人民共和国「友誼勲章」を授与した。新華社が伝えた。

重要な時期的節目に行われる重要な外交活動。いくつかの「初」が、習総書記のグエン・フー・チョン書記長への接遇の「特別さ」を示した。中国共産党第20回全国代表大会（第20回党大会）の成功裏の開催後、中国が外国首脳の訪中を受け入れるのは初であり、グエン・フー・チョン書記長の外国訪問は2021年初めのベトナム共産党の第13回党大会後初であり、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生して以来、中国側が外国首脳の訪中を正式な訪問として受け入れるのも初であった。

一連の最高水準の特別な手配は、中越両党・両国の深い友情をはっきりと示した。歓迎式典、正式な会談、双方間の協力文書の署名への立ち会い、勲章授与式、茶話会、歓迎晩餐会。31日の午後から夜にかけて、習総書記とグエン・フー・チョン書記長は計6つの行事に共同出席した。両国首脳の交流は特定の形式にとらわれず、内容豊富なものであった。

会談で、習総書記はグエン・フー・チョン書記長に第20回党大会の主な状況について説明し、双方は社会主義事業、中越関係、中国ASEAN関係などについて踏み込んだ意見交換を行った。

「中国の特色ある社会主義の道は、中国の実情に即し、中国国民の意向を反映し、時代の発展の要請に適応したものであり、正しく、通用するだけでなく、安定して、しっかりと歩むことができる」。第20回党大会について語った時の習総書記の発言は、前進の道における中国共産党員の歴史的自信を示した。

「双方は社会主義の前進の方向を堅持する必要がある」「双方は社会主義経済の基盤を固める必要がある」「双方は伝統的友情を発揚する必要がある」。中越関係に関する習総書記の重要な論述は、両党・両国関係の一層の発展のために前進の方向を指し示し、強大な原動力を与えた。

双方は「長期安定、未来志向、善隣友好、全面協力」という「16文字の方針」と「良き隣人、良き友人、良き同志、良きパートナー」という「4つの良」の精神を堅持し、伝統的友情を揺るぎないものにし、戦略的意思疎通を強化し、政治的相互信頼を増進し、溝を適切に管理・コントロールし、新たな時代における中越の包括的・戦略的協力パートナーシップを絶えず新たな段階へと押し上げていく必要性を一致して表明した。

政党、経済・貿易、環境保護、文化・観光、司法、税関、地方。今回の訪問で双方の署名した協力文書は様々な分野に及ぶ。11月1日に発表した「中国とベトナムの包括的・戦略的協力パートナーシップの一層の強化と深化に関する共同声明」は、今回の重要な外交活動における実り豊かな成果を全面的に示した。（編集NA）

「人民網日本語版」2022年11月2日