フランスのマクロン大統領が習近平国家主席の招待を受けて、4月5日から7日まで国賓として中国を訪問している。マクロン大統領の訪中は就任以来3回目となる。各メディアはマクロン大統領の訪中に極めて注目。今回の訪問日程は政治・経済・外交・文化交流を一体化させたもので、フランスにプラスの影響をもたらすだけでなく、欧州諸国に対しても前向きなメッセージを伝えるものだとしている。中国新聞網が伝えた。
中国の盧沙野駐仏大使は先ごろ、「Nouvelles D'Europe」の単独取材を受け、「マクロン大統領は今回の訪中を非常に重視している。フランスのラファラン元首相、ファビウス憲法院院長、複数の閣僚、議員及び大手企業のトップ60人余り、文化関係者20人余りなどが随行して訪中するとのことだ。訪中時、マクロン大統領は習主席と両国関係及び関心を共有する国際・地域問題について会談する。双方は経済や文化など複数の関連行事も催す」と説明した。
近年、両国首脳の戦略的リーダーシップの下、中仏関係は前向きな発展基調を維持している。盧大使によると、仏側の最新統計では、2022年に中仏間の物品貿易は初めて1000億ユーロ(1ユーロは約142.8円)の大台を突破し、1018億ユーロに達した。前年比では14.6%増と、力強い成長を見せた。AFP通信の報道によると、マクロン大統領の訪中にはエアバス、EDF、高級品業界、銀行業などフランスの有名な大手企業多数の上層部が随行している。これらビジネス界の人々は中国との新たな契約締結を望んでいる。仏メディアは、欧州の経済大国であるフランスにとって、中国との貿易関係の維持は重要な優先事項であり、マクロン大統領の今回の訪中はフランスにプラスの影響をもたらすだけでなく、EU27ヶ国にも前向きなメッセージを伝えるだろうと分析する。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月6日