习专栏

【習主席の首脳外交】中国とアフリカの友情の証となっているタンザニア・ザンビア鉄道

人民網日本語版 2023年06月13日15:56

2013年3月、習近平国家主席は就任後初のアフリカ訪問で、最初の訪問国であるタンザニアに到着した。習主席の訪問に、当時タンザニアで半年間働いていた中国土木工程集団の王超さんは大いに興奮した。

王さんの所属する中国土木工程集団は、中国鉄道部(省)対外援助弁公室を前身とし、タンザニア・ザンビア鉄道プロジェクトを担っていた。財政的にゆとりのない時代、中国は9億8800万元(1元は約19.5円)の無利子借款、100万トン近くの設備材料を提供し、延べ5万6000人を派遣し、5年8ヶ月の時間を費やして、総延長1860キロメートルものタンザニア・ザンビア鉄道の建設を支援した。現在もなお、タンザニア最大の都市ダルエスサラームのタンザニア・ザンビア鉄道局(TAZARA)の駅には当時の写真が飾られており、ここで乗車する乗客の一人一人が、中国とアフリカの労働者が肩を並べて奮闘し、鉄道を共に建設した情景を見ることができる。

さらに感動させられるのは、この「自由の鉄道」を建設するために、中国人60人余りがこの異郷で永眠したことだ。2013年、習主席は特に時間を割いて、タンザニアを支援した中国人専門家の共同墓地を訪れた。習主席は「烈士たちは命によって偉大な国際主義精神を示した。彼らは中国とタンザニア、中国とアフリカの友好のシンボルであり、その名前はタンザニア・ザンビア鉄道と同様、永遠に中国国民及びタンザニア・ザンビア両国民の心に銘記される」と語った。

訪問時、習主席は「真実親誠」の対アフリカ政策理念を初めて全面的に明らかにし、中国とタンザニアは貿易、投資、インフラ整備、農業、通信、輸出加工区開発などに関する17件の友好協力協定に調印した。

王さんは10年間にわたり、両国間の複数の象徴的なプロジェクトの建設に参加し、専門技術職からプロジェクト管理職になり、経験を積んできた。現在では、中国土木東非(東アフリカ)公司タンザニア中央線標準軌鉄道第5区間プロジェクトのサブマネージャーを務めている。

王さんのように、この10年近くの間にタンザニアへ渡って働いてきた中国人たちは、アフリカでチャンスをつかみ、アフリカのために貢献し、この長い歴史を持つ大地の大きな変化を感じている。過去10年間で、中国とタンザニアの関係は経済・貿易から人的・文化的分野へ、政府から民間へ、二国間から多国間へと深く発展し続け、両国民の心の距離は一層縮まっている。(編集NA)

「人民網日本語版」2023年6月13日

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