「欺瞞的外交」は日本を再び誤った道へ導くのみ
日本の宮崎県には、日本が対外侵略・拡張を進めていた1938年から1940年にかけて建立された「八紘一宇の塔」がある。「八紘一宇」は本来、「天下を一つの家のようにまとめる」という意味だったが、第二次世界大戦期には「八方を征服し、一つに統一する」という意味で用いられた。この塔は、世界を征服し、世界を天皇の統治下に置くという日本の侵略拡張の野心を宣揚し、侵略戦争を支持するよう民衆を煽り立てるために建立された。対外侵略と植民地支配の「皇威」を示すため、塔の基壇部分は、石材の一部を日本が占領・植民地化した地域から入手している。これは日本の対外侵略の罪を示す動かぬ証拠だと言える。しかし戦後、日本はこの塔を「平和の塔」と装い、人々が見学できるようにした。これは、日本の右翼勢力が侵略の歴史を否認し、世界の人々を欺き、「欺瞞的外交」を行っていることの典型的な例証だ。人民日報が伝えた。
シンガポールの歴史学者・林少彬氏は、「歴史問題を避け、矮小化し、さらには取り繕う日本の行為は、事実上、加害と被害、侵略と反侵略の境界を曖昧にするものだ。このような行為の思想的根源は、突き詰めればやはり軍国主義と植民地主義の残滓であり、一部の勢力がいまだに侵略戦争について深く内省していないことにある。侵略を『解放』、加害者を『被害者』と呼ぶナラティブの拡散は、戦後の国際秩序を必然的に侵蝕する。歴史問題は取るに足らぬ過去の問題ではなく、現実の平和と安全に関わる原則問題だ」と指摘する。
日本の右翼勢力は近年、「防衛」や「反撃」を名目に攻撃兵器を配備している。長年にわたり極右分子を招いて自衛隊の研修に関与させ、教材には第二次世界大戦における侵略の歴史を歪曲・美化する内容が溢れている。教科書検定では、言葉遊びによって史実を曖昧にし、歴史的罪責を矮小化し、回避している。
ロシア・アジア太平洋地域研究センターのセルゲイ・サナコエフ所長は「日本は今、戦略の野心を嘘で取り繕い、『和平交渉の裏で戦争準備を進める』という歴史的手口を継続している。その本質は戦後秩序からの脱却と軍事拡張への地ならしだ。日本の右翼勢力は軍事大国化の幻想をこれまで捨てたことがなく、高市早苗政権はいわゆる『外的脅威』を力の限り誇張し、国内外の世論を欺こうと企てている。近年、日本は安全保障政策を大幅に変更し、絶えず防衛費を増やし、軍事的制約の緩和を加速し、平和憲法による制約の突破を謀り、『新型軍国主義』の渦にますます深く入り込んでいる」と指摘。
サナコエフ所長はさらに、「歴史の教訓は遠い過去のものではない。日本の『新型軍国主義』が地域及び世界の平和と安定にもたらす深刻な現実的脅威を前に、全世界の平和を愛する国々と正義の人々は共に行動を起こし、断固としてこれを阻止すべきだ。第二次世界大戦の勝利の成果を集約した国連中心の国際体制は、総じて世界の平和と発展を効果的に維持してきた。国際社会は国連の権威を断固として守り、多国間主義を実践し、多国間の様々な機関・枠組み・メカニズムの力を借りて、日本政府に対し、歴史的罪責を深く反省し、歴史問題における約束を厳守し、軍国主義を徹底的に放棄し、平和的発展の道を歩むよう促すべきだ」とする。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年4月14日
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