真摯な反省なき「跪き」はパフォーマンスに過ぎない
日本の高市早苗首相が先ごろ、オーストラリアで無名戦士の墓に跪いて献花した写真が、首相官邸ウェブサイトの目立つ位置に掲載された。これは、「深い反省」を示す高市首相というイメージ構築を狙う日本の意図によるものだ。高市首相のこの行動がブラント西ドイツ首相の「ワルシャワでの跪き」の模倣を意図したものであることは明らかだが、戦後のドイツと日本では、自らの歴史を受け止めるうえでの姿勢が明確に異なる。人民日報が伝えた。
1970年12月、西ドイツのブラント首相(当時)がポーランドを訪問した。ナチス・ドイツによって最も深刻な被害を受けた国の一つであるポーランドは、当時まだ西ドイツと国交を回復しておらず、歴史的な恩讐が依然として厚い壁となっていた。困難な歴史的使命を背負ったブラント首相は、真摯な「ワルシャワでの跪き」によって、ドイツの国際的イメージを大きく向上させた。これはドイツ政府が歴史を反省し、和解を勝ち取った一里塚的な出来事であり、ブラント首相はこれによってノーベル平和賞を受賞した。
それと比べ、高市首相の「跪き」は、腐心して行ったパフォーマンスだった。このパフォーマンスのわずか十数日前、高市首相はA級戦犯14名を祀る靖国神社に供物(真榊)と祭祀費(玉串料)を奉納した。首相就任前には、長年にわたり靖国神社を参拝し続け、「村山談話」を問題視し、南京大虐殺を否定した。日本の侵略の歴史に関わる問題において、高市首相は問題だらけであると言える。
ドイツの第二次世界大戦に対する反省は、ユダヤ人記念碑前での跪きに決してとどまらないものであり、数十年間にわたり魂のレベルで行われた徹底的なものだった。ドイツの司法機関が設立したナチス犯罪追及センターは、現在もなお世界規模でナチスの犯罪行為を追及しており、1958年の設立以来、約7000人の戦犯の特定と起訴を支援してきた。ニュルンベルク国際軍事裁判やダッハウ強制収容所などの跡地は当時の情景をそのままに再現しており、毎年数万人の見学者が訪れている。ナチスの犯罪行為に関する歴史教育は、ドイツの学校において必修科目となっている。暗黒の歴史と正面から向き合うこのような勇気が、ドイツを歴史の泥沼から抜け出させ、近隣諸国との和解を実現させ、さらには戦後ドイツの欧州や世界への復帰を後押ししたのだ。
翻って日本を見ると、自国の歴史的罪責への受け止め方において、人類の良識に背いている。日本右翼勢力は侵略の犯罪行為を否認し、歴史的責任を負うことを拒否しながら、「専守防衛」の突破や、いわゆる「普通の国」化を謀り、さらには国際社会で「平和を愛する」という偽りのイメージを築こうとしている。こうした様々な行為が、日本が今なお国際社会の信頼を得られない根本的原因である。ましてや、日本国内ですでに勢力を形成している「新型軍国主義」は、戦後の国際秩序と地域の平和・安定に対する現実的脅威となっている。
5月8日のヨーロッパ戦勝記念日に際し、ドイツ政府は声明で「現在のドイツにとって、歴史と正面から向き合うことは、過去においても、現在においても社会の核心的な任務だ」「ナチス・ドイツが犯した犯罪行為は決して疑問視されてはならず、ドイツの責任の矮小化や歴史の美化を試みるいかなる者も、ドイツの認識の基盤を脅かす。だからこそ、ドイツには歴史を銘記するという文化が必要なのだ」とした。
日本右翼勢力に対し、哲理と反省の精神に富むこの言葉を送る。「信頼と和解を勝ち取りたいのであれば、歴史と正面から向き合い、責任を引き受ける以外に道はない」。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年5月26日
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