キャリアロケット「引力1号」、海上からの9衛星同時打ち上げに成功

人民網日本語版 2026年07月23日14:54

東方空間(山東)科技有限公司によると、7月22日午前10時54分、同社が開発した引力1号(遥4)ロケットが中国東中国海海域において打ち上げられ、搭載した9基の衛星を予定軌道に投入するとともに、ペイロード実証試験を同時に実施し、ミッションは完全な成功を収めた。科技日報が伝えた。

今回のミッションにおける最大の成果は、海上打ち上げ能力の戦略的範囲拡大にある。これはキャリアロケット「引力1号」にとって初めての遠洋海域における打ち上げミッションであり、中国が長江デルタの東中国海海域で民間商業ロケットの海上打ち上げを実施した初の事例でもある。このミッションにより、固体バンドルロケット構成の複雑な海象条件への適応能力、および機体全体の長時間待機能力がさらに実証された。

今回搭載されたペイロードには、微納星空と環天智慧が共同開発した6基の「東坡」シリーズ衛星が含まれており、その内訳は光学衛星2基とSAR(合成開口レーダー)衛星4基だ。これらは軌道投入後、すでに運用中の4基の「東坡」衛星とともに、環天コンステレーション第2期を構成する計10基の協調運用体制を形成する。これにより、コンステレーション全体のデータ取得効率および空間カバー能力が向上し、中国の西南地域における国土測量、緊急災害救援、農林・水利など多様な分野でのリモートセンシングデータ利用を支援するとともに、中国の宇宙情報産業の発展を加速させることが期待される。

このほか、同ミッションでは「西光2号01星」および「天儀49星」も搭載され、「AI(人工知能)+商業宇宙+定量リモートセンシング」を主な応用分野とし、鉱業、農林業、環境モニタリング、都市計画などの関連分野に観測サービスを提供する。また、衛星「紫丁香3号」は超薄型の構造・熱統合プラットフォームおよび新型姿勢制御技術などの実証試験を実施する。海王星実験ペイロードはモジュール化設計を採用し、各種仕様のフレキシブル太陽電池パドルへの柔軟な適合を可能としている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年7月23日

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