ウォーリー・フィスター監督のSFスリラー映画「トランセンデンス」が18日に中国で米国と同時公開されるのを前に3月31日、北京で同作品のワールドプレミアが開催された。主役のウィル・キャスターを演じる人気俳優・ジョニー・デップが登場すると、報道陣やファンから黄色い声援が飛んだ。初来中となったジョニー・デップもエキサイトし、さまざまなポーズを取ったり、タトゥーを披露したりと、惜しみなくファンサービスを行った。新華網が報じた。
同作品の配給会社はワーナー・ブラザーズで、中国のDMGエンターテインメントも資金提供のため、製作会社のアルコン・エンターテインメントとパートナーシップ契約を交わしている。
同作品では、「インセプション」(2010)や「ダークナイト」3部作の旗を振ったウォーリー・フィスター監督が製作総指揮を務め、ジョニー・デップ、英国の女優レベッカ・ホール、米国の俳優モーガン・フリーマンなどが主演を務めるなど、超豪華メンバーとなっている。
同作品でジョニー・デップが演じるのは、世界初の人工知能PINN(ピン)を研究開発するコンピューター科学者のウィル・キャスターで、妻イヴリン(レベッカ・ホール)と共に、コンピューターが人間の能力を超えることができる世界を構築する為の技術的特異点を目標に活動していた。しかしそのさなか、ウィルは敵の凶弾に倒れてしまい、イヴリンが夫を救うべく、ウィルの意識をPINNにアップロードする。人工知能としてよみがえったウィルは、軍事機密から金融、経済、果ては個人情報にいたるまで、ありとあらゆる情報を取り込み、驚異の進化を始める。やがてそれは、誰も予想しなかった影響を世界に及ぼし始める。
中国の映画館では、同作品の2D版、3D版、IMAX版、DMAX版が上映される。3D版が公開されるのは中国だけ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年4月1日