巴蜀中学(重慶)の女子の制服。ロンドン風の制服が人気になっている。 |
中国の小学校や中学校(中高一貫校)では通常、制服にジャージが採用されている。しかし、ネットユーザーらから最近、「ださすぎる制服を着て青春を過ごすなんて、悲しすぎる」と大ブーイングの声が上がっている。中国青年報が報じた。
中国青年報社会調査センターがこのほど、調査サイトの民意中国網や愛調研を通じて、3505人を対象に実施した調査によると、回答者の82.6%がジャージの制服を着たことが「ある」と答えた。また、51.2%が「ださい」と答えた。回答者の55.2%の家庭に小中学生がいた。
北京市のある中高一貫校に通って5年になるという張笑さん(仮名、女性)は、「学校の制服は変わったことがない。秋と冬の制服はジャージで、ダブダブ。細い学生なら、両足をズボンの片方に入れることもできる。夏の女子の制服はスカート。でも、ださすぎて、着ている女子はほとんどおらず、男子と同じズボンを着ている」とこぼす。
陝西省西安市のあるサイトの編集者を務めている斎飛さん(女性)は、「通勤途中に、ダブダブのジャージを着て、大きなかばんを背負っている学生をよく見かける。学生たちは、うつむき加減で歩き、振る舞いも品がない。それに、手足を縮めて、青春という感じが全くない。衣服は自己を表現するのに役立つ。体の大きさに合っていないジャージを、学生は嫌でも着なければならず、心理的にマイナスの影響も与えるのだろう」と分析する。