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上海の高齢者の遺言 自宅を売却して「希望プロジェクト」に2千万元を寄付

 2014年03月31日15:27
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叔父の徐紹村さんと叔母の遺影の前にいる遺言の執行人、徐祖謙さん。29日に撮影された、徐紹村さんへの寄付証書とメダルの授与の様子。売却された徐紹村さんの3階建ての古い別荘(26日撮影)。
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 上海に住む85歳の徐紹村さんは2011年1月、病気が重くなった時遺言を書き、自分の死後に自分の自宅を賃貸或いは売却し、得られたお金を死後の処理や債務返済などに充て、残りは全額「希望プロジェクト」(貧困農村地域の子供たちの就学を支援する事業)に寄付するように指示した。2カ月後に徐さんが亡くなると、遺言どおりに自宅の別荘が売却され、2014年3月に2000万元(約3億3000万円)が全額上海希望プロジェクト弁公室に寄付された。これは同事務所に対する個人の寄付としてはここ20年で最高額だという。売却された古い別荘は上海市淮海中路1670弄28号に位置する面積380平方メートル以上のもので、徐紹村さんの父親が1940年代に購入した。寄付の取決めに基づき、寄付金は使用する際には遺言の執行者である徐祖謙さんの署名と許可を必要とする。上海市希望プロジェクト弁公室によると、新疆維吾爾(ウイグル)生産建設兵団と河北豊寧満族自治県の2カ所で「徐氏希望小学校」の建設工事が始まっており、今後さらに多くの「徐氏希望小学校」が建てられるという。 新華社が伝えた。(編集YH)

 「人民網日本語版」2014年3月31日

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