英国のある医療関係会社の統計によると、現在、世界に6万種類以上のヘルスケアアプリが存在している。健康管理の点で、携帯アプリが重要な役割を担うようになっているのだ。生命時報が報じた。
科学技術の急速な発展に伴い、携帯は電話やメールのやりとりだけでなく、健康管理のツールともなっている。
日本では、治療より予防が大切であるという考えが一般的に広く浸透している。中でも、携帯アプリを利用して健康管理をすることに夢中になっている高齢者が増加している。自分の健康に関するデータを取り、病気の予防だけでなく、実際に体調を崩した時の診断の助けとなる根拠を作っているのだ。
高齢者に人気のあるヘルスケアアプリに、体重計と連動する「健康管理」アプリがある。同アプリを使うと、体重や脂肪などの変化のほか、それに伴ったアドバイスも携帯で見ることができる。そのほか、気象庁が発表するデータを時間ことに分析し、空気中の湿度指数を導き出し、風邪をひく危険度を5段階で示す「風邪の警報・注意報」アプリもある。同アプリを使うと、気温も知ることもでき、外出時の服装を決めるのにも役だつ。また、食事の内容を記録すると、改善のアドバイスをしてくれる「健康サポート」アプリも人気だ。
日本の健康管理分野の専門家は、「日本の高齢者にとって、ヘルスケアアプリは、単に健康管理アプリというだけでなく、さびしさを紛らわせる一種のゲームにもなっている。また、無料アプリを通して、多くの人の健康に対する意識も高まっている」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年2月11日