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舌で味わうインドネシア 猫の糞から採られるコーヒー

人民網日本語版 2014年09月09日16:07

ジャコウネコが排泄したばかりのコーヒー豆コーヒー豆を洗浄後、陰干しするプロセス選別されたコピ・ルアクコピ・ルアクは直接食べることもできる完成したコピ・ルアクコピ・ルアクの粉末インドネシア人は、コピ・ルアクの粉末に直接お湯を注ぎ抽出する方法を好む
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「新シルクロードを行く」海上シルクロード取材班は4日、インドネシアのジョクジャカルタ市にある「コピ・ルアク(ジャコウネコの糞から採られるコーヒー豆)」の生産販売が体験できる店を訪れた。人民網が報じた。

この猫の糞のコーヒーは、インドネシアに古くから伝わる特産物で、世界でも最も高価なコーヒーのひとつという。正式には「コピ・ルアク」といい、インドネシア語で「コピ」は「コーヒー」、「ルアク」は「ジャコウネコ」を意味する。

同店の店員によると、ジャコウネコは、コーヒーの木の中でも、最も熟した果汁を多く含んだコーヒーの果実を好んで食べるという。コーヒーの果肉はネコの体内で消化されるが、硬いコーヒー豆はそのまま体外に排泄される。この消化のプロセスで、コーヒー豆に変化が発生する。排泄されたコーヒー豆は、選別、洗浄、陰干し、消臭、加工焙煎などの過程を経て、「コピ・ルアク」が完成する。このコーヒー豆は、時間が経てば経つほど、香味に濃厚さが増す。

同店の女主人は、「インドネシア人は、コーヒーを淹れるのに、コーヒーメーカーはほとんど使わない。彼らは、コピ・ルアクの粉末に直接お湯を注いで抽出する。ミルクなども入れず、コーヒーそのものの独特の香りと味わいを楽しむ。このため、コピ・ルアクは、かなり濃厚で、飲み終わったカップの底には、きめ細かな残りかすが残る」と説明した。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年9月9日

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