山東省徳州市出身の于海寧さん(24)は、5年前に河南省洛陽市嵩県出身の女性、范会香さんと煙台で知り合い恋に落ちた。その後二人は深セン、天津、済南、徳州と転々としながら共働き生活を続けてきた。今年5月、范さんは胸椎の転移性の腺ガン末期と診断される。10月28日に河南省腫瘍病院に入院することになり、于さんは天津での仕事を捨てて鄭州へ移り、彼女の介護に全力を尽くす。
彼に負担をかけまいと、范さんは何度も別れを切り出したが、別れるどころか、于さんは逆に彼女との結婚を決意。翌月4日、二人の境遇を聞きつけた民政局の担当者が病室を訪れ、二人に結婚登録手続きを行った。
于さんは朝早くから范さんの洗面や食事の世話をし、マッサージをしてから彼女と治療に向かうという毎日を送っている。「妻の介護は私の勤めであり、どんなに小さな希望でも諦めるつもりはない」と于さんは語った。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年11月6日