湖北省荊州市の長江で客船「東方之星」が転覆したことで、4日午前8時ごろ、救援者が水面から出た船底に3カ所目の穴を開けて、生存者の捜索を始めた。
これまでに2カ所に穴を開けて内部が捜索されたものの、新たな生存者は見つかっていない。開けられた穴はすぐに閉鎖された。転覆現場で捜索の指揮を取っている中国船級社(武漢支社)の王志剛・総経理によると、船底に穴を開ける方法は、生存者を捜索する最終手段。国際慣例では、転覆が発生から72時間が経過すると、生存率が激減するとされるため、それまでに、生存者の有無を確認するために最善を尽くさなければならない。72時間が経過し、生存者がいないと判断されると、船が引き上げられる。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年6月4日