8月23日夜、再び国家体育場「鳥の巣」に帰ってきたジャマイカの「稲妻」ウサイン・ボルト選手が、厳しいレースを制した。。また、中国の若きホープ・蘇炳蘇炳添選手は、同じ舞台で、中国短距離界の新しい時代の幕を開けた。人民日報が報じた。
シーズンベスト9秒79で決勝を制したボルト選手は、世界選手権男子100mで3度目の優勝を果たし、世界選手権で彼の獲得したメダルは9個になった。
蘇選手の決勝戦のタイムは10秒06で、第9位。準決勝で出した9秒99にはかなわなかったが、蘇選手は、「世界の檜舞台で、決勝に進出した中国人として、自分を誇りに思っている」とコメントした。また、アジア人で初めて世界陸上男子100m決勝に進出したことについて、「決勝戦のレーンに立った時、私は中国陸上短距離選手の代表としてこの場にいることを自覚した。中国の全短距離選手の努力があったからこそ、私はそこに居ることができたのだ」と続けた。
「『中国のスピード』で決勝進出を果たしたい」と試合前に語っていた蘇選手の願いは、ついに実現した。銀メダルを獲得した米国のガトリン選手は、「蘇選手は、中国短距離界の素晴らしい土台を築き上げた。100m決勝で十分に実力を発揮できた彼は、まさしく中国の誇りといえよう」と蘇選手を高く評価した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年8月24日