米テキサス州で28日に行われたテキサス・リレー、男子陸上100メートルで日本の桐生祥秀(19)が追い風参考記録ながら9秒87をマークして優勝。アジア人として初めて100メートル9秒台に突入した。新聞晨報が伝えた。
テキサス州オースティンで行われた男子陸上100メートルで、米国のライアン・ベリーが高校生の部で9秒90で優勝し、会場にいる人々を驚かせた。その後に行われた国際の部では、桐生祥秀がライアン・ベリーよりも0.03秒速い、9秒87でゴールし、さらに会場を驚愕させた。ただし、当日は追い風3.3メートルと、国際陸上競技連盟が規定している追い風2.0メートルを超えていたため、ライアン・ベリーと桐生祥秀の記録は公認されず、参考記録となった。
それでも、桐生祥秀がマークした9秒87の驚異的な記録は陸上界に大きな衝撃を与えた。このような驚くべき記録をマークした桐生祥秀は、今年8月に北京で開催される世界陸上競技選手権北京大会でも記録の更新が期待され、中国の記録保持者である張培萌の最大の脅威となるだろう。