昔も今も宝石を追い求める人々の熱意は冷めることがなく、極上の宝石はいつも人気の的だ。最新の情報によると、12.03カラットのブルーダイヤモンド「ブルームーン」が11月にサザビーズのオークションに出品される予定で、落札価格は5500万ドル(約65億9230万円)に達すると見込まれ、世界最高値を更新する可能性がある。
このきらめくブルーダイヤ「ブルームーン」は、2014年1月に南アフリカで採掘され、色のすばらしさと純度の高さで一躍有名になった。評価によると、ブルームーンは内部に完全な瑕疵がなく、非常に珍しいものだという。透き通った海のような青色をしていることから、世界で最も貴重とされる宝石になった。
天然のカラーダイヤは宝石工場で大いに歓迎され、高値で売り出されるのが常だ。1万点のうち1点の割合でしか採掘されない貴重なもので、色はブルーのほか、グリーン、ピンク、オレンジなどがある。ブルームーンは宝石の採掘で有名な南アフリカのカリナン鉱山で採掘された。原石は30カラットほどで、米カット業者のコラ・インターナショナルが2560万ドル(約30億6841万円)で買い取り、11月11日にスイス・ジュネーブで売り出される。
これまでの宝石の世界最高値はピンクダイヤの4610万ドル(約55億2554万円)だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年9月21日