中国広西チワン族自治区は長寿の村が多いことで知られている。同自治区の桂林市茘浦県のある村は、人口3653人のうち、ただの1人もがんに罹患する住民がいない理由を、米国のある医療研究チームが突き止めた。
医療先端技術を研究する米国のある調査チームは、この村に潜入して現地の気候風土や住民の食生活、生活習慣について入念に調べたところ、村民からがんを遠ざけているものを「サトイモの常食」だと断定した。土地がやせているため、サトイモくらいしか量産できる農作物がなく、1日3食サトイモとは切り離せない食生活を送っている。茘浦県産のサトイモと言えば一帯では有名で、近隣の景勝地・桂林では必ずお土産として売られているのを目にすることになる。
サトイモががんを抑制するのには3つの原因があるという。
1)サトイモはアルカリ性食品で、人体に蓄積した酸性物質を中和する作用がある。これががん細胞増殖を抑制するという。
2)カリウムをはじめ、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、カロテンなど栄養素が豊富で、免疫力を高める効果がある。
3)サトイモのぬめり成分・ガラクタンが、免疫力向上とがん細胞増殖の抑制ともに効果を発揮する。 (提供レコードチャイナ・編集SC)
「人民網日本語版] 2015年9月21日