北京時間30日未明にイランのテヘランで行なわれた「2018 FIFAワールドカップロシア大会」アジア2次予選で、イランがホームでオマーンに2-0で勝利。さらに、中国がカタールに2-0で勝利をおさめ、奇跡的にアジア最終予選への出場権を手にした。ワールドカップ出場を3回連続で逃している中国が最終予選に出場するのは15年ぶり。中国新聞網が報じた。
29日夜、アジア2次予選の最終節が開催され、中国が最終予選への切符を手に入れるには、カタールを破るだけでなく、少なくとも3チームの試合の行方を見守らなければならない厳しい状況だった。オーストラリアがヨルダンに勝つか引き分け、イランがオマーンに勝つか引き分け、朝鮮がフィリピンに負けるか引き分け、サウジアラビアがアラブ首長国連邦に勝つ、イラクがベトナムに負けるか引き分けのうち、3つを実現しなければならなかったのだ。
当日、各試合は予想していたよりも、中国に有利な情勢となり、まず、オーストラリアがホームでヨルダンを相手に5-1で勝利。その後、フィリピンがホームで朝鮮に3-2で勝った。そして、中国対カタールの試合は午後8時15分にキックオフ。中国が見事2-0で勝利し、他の試合の行方を静かに見守った。
まず、午後10時にキックオフとなった試合で、ベトナムがアウェーでイラクに敗戦。しかし、その後の試合で、イランがオマーンに2-0で完勝し、中国はグループ2位といういい成績で最終予選出場が決まった。
中国男子代表がワールドカップに出場したのは、2002年の日韓共催大会のみ。その後は、3回連続で出場を逃すどころか、アジア最終予選出場さえ果たせなかった。今回のアジア2次予選でも、比較的楽と思われたC組で戦ったものの、香港と2度戦い2回ともまさかの引き分け、敗退の危機にさらされた。しかし、今回「奇跡」が起き、見事最終予選の切符を手に入れた。最終予選に参加する12カ国の組み合わせ抽選会は4月12日にマレーシア・クアラルンプールで開催され、8月から試合が始まる。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年3月30日