北京市教育委員会体育衛生・芸術教育処の王軍処長は「現在北京では16区で200校のサッカー学校が決定されており、小学校が113校、それ以外が87校となっている。サッカー指導者の育成に関しては、現在はフランスと英国にチームを派遣してトレーニングしているが、今後はその他の国々にも派遣していく予定だ。これらの体育教師はまず優先的にサッカー学校の中から選考される。手順としては各区に定員が割り当てられ、さらに各区から関連特設校に割り当てられる」と紹介した。京華時報が伝えた。
北京市教育委員会は新たにサッカー発展計画を制定中で、条件の整った小学校では毎週1コマのサッカーの授業を設けることを要求しており、一部の小学校ではすでに実施し始めている。しかしカリキュラムを実施するにはグラウンドと指導者の確保が大きな制約となるため、現時点では北京市全体の小学校での大規模な展開は難しく、北京市教育委員会は小学校でのサッカー授業の開設をその目標としている。
北京市は現在、学校におけるサッカーを郊外において重点的に展開する方向で進めている。平谷区には北京国安クラブチームを基礎としたトレーニングチームが派遣されているほか、毎月日本から平谷区に著名なユースの指導者を招いてトレーニングを実施している。延慶区は現在すでに北京持株サッカークラブと戦略提携協議を結び、学校におけるサッカーの発展をサポートし、時期が来たらその他の郊外のエリアに広げていく予定だ。
また2016年にはアルゼンチンやオランダといった国々から指導者を招き、郊外の学校に重点的に派遣する計画だ。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年1月19日