9作品からなる「絵筆で描くカワイイ年越し」シリーズ
ランタンに灯りをともし、爆竹を鳴らし、餃子を包み、めでたい対句が書かれた「春聯」を玄関に貼るといった春節(旧正月、今年は2月16日)の年越しシーンをこのほど中国鉱業大学の3年生である蔡思磊さんがイラストで描いた。この「絵筆で描くカワイイ年越し」シリーズがネット上で人気を博し、同級生や教師ばかりか、多くのネットユーザーから称賛のコメントが寄せられている。この9作品からなるイラストは子供時代の年越しの楽しかったシーンが生き生きと描かれている。中国青年網が伝えた。
蔡さんによると、小さい頃の年越しを懐かしむ気持ちがこのイラストを描こうと思った主な動機だという。彼女は、「今はみんなマンション住まいになって、年越しもとても簡略化されてしまっている。年越しといっても『福』の字を貼り付けることくらい。子供のころに比べて年越しの雰囲気がすっかり無くなってしまった」と話す。
蔡さんが一番気に入っているという子供2人がお年寄りと一緒に餃子を包むシーンを描いた作品。
蔡さんが作品の中で一番気に入っているのは子供2人がお年寄りと一緒に餃子を包むシーンを描いた作品だということで、「子供と老人は家庭において宝のような存在。そんな3人を描くことで、可愛らしいだけでなく、老人を敬い、子供を愛する中国伝統の美徳を表現した」とその理由を明かしてくれた。
このイラストを同大学の微博(ウェイボー)公式サイトに掲載したところ、たちまち同級生や教師、ネットユーザーから称賛のコメントが寄せられ、「江蘇教育」を始めとする微博公式サイトなどに転載されたという。同級生たちからは、「すごく上手に描けている」や「このイラストを見るとほっこりした気持ちになり、故郷が恋しくなった」といったコメントが寄せられている。(編集TG)
「人民網日本語版」2018年2月28日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn