春節(旧正月、今年は2月16日)に合わせて、人気映画の続編が次々に公開されしのぎを削っている中、陳思誠監督の「僕はチャイナタウンの名探偵2(原題:唐人街探案2)」の興行収入が1日当たり平均3億元(約51億円)以上となり、公開からわずか6日間で興行収入が19億元(約323億円)に到達。「モンスター・ハント2(原題:捉妖記2)」を抜いてトップに立った。信息時報が報じた。
「モンスター・ハント2」は幸先の良いスタートを切ったものの、上映率と興行収入は日に日に下降。6万人以上が情報コミュニティサイト・豆瓣で点数を付けており、多くの人が「第一作のほうがおもしろかった」との口コミを寄せ、あまりに幼稚な内容が不評を買っているのがそのまま反映された形となっている。「モンスター・ハント2」と同じく、人気映画の続編となる「西遊記女児国(The Monkey King 3)」の豆瓣での得点は4.7ポイントにとどまっており、過度な「リニューアル」が不評を買っている。一方、序盤は出遅れたものの、口コミ評価の高さを武器に一気に追い上げを見せているのが「紅海行動(OPERATION RED SEA)」で、「何も恐れない、強く勇気ある者は必ず勝利する!」、「胸が熱くなり、感動した!」などの声が続々と寄せられ、豆瓣では8.5ポイントと高得点となっているほか、興行収入もすでに11億元(約187億円)以上になっている。また、シンガポールでも同時公開され、大ヒットとなっている。現地に住む華人・華僑らは迫力あるアクションシーンに目を丸め、祖国の人々を守るために勇敢に行動する主役らに称賛の声を送っている。
中国では「お正月映画」という言い方は昔から知られていたものの、春節の連休に映画を見に行くという習慣ができたのは、2013年からと言えるだろう。同年、周星馳監督の「西遊記~はじまりのはじまり~(原題:西遊・降魔篇)」が様々な記録を塗り替え、中国映画としては史上初めて興行収入1億元(約17億円)を突破。さらに、春節映画の興行収入を89.7%増に引き上げた立役者となった。そして、最終的に興行収入が12億4600億元(約211億8200万円)に達し、業界の「春節映画」製作に対する意欲が飛躍的に高まった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年2月23日
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