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春節に中国の観光地を訪問した外国人、「トイレがきれい」と絶賛

人民網日本語版 2018年02月24日10:31

春節(旧正月、今年は2月16日)に合わせた連休中、四川省青城山・都江堰景勝地を訪れたドイツやオーストラリア、カナダ、ロシアなど10ヶ国から来た観光客は、観光地にあるユニセックス・トイレを利用し、高く評価した。ユニセックス・トイレには、手すりや呼び出しボタン、車いす用スロープ、幼児用便座、おむつ交換台、チャイルドシートなどが完備されている。カナダ人のChantelさんは、「中国の観光地のトイレがこんなに使い勝手がいいとは予想外だった。国際レベルであるだけでなく、多くの国のトイレと比較してもレベルが高い」と絶賛した。2017年の「トイレ革命」で、都江堰景勝地のトイレ15ヶ所がユニセックス・トイレに改築され、すでに使用が始まっている。新華網が報じた。

このような改革が実施されるまでには長い道のりがあった。これまで、中国の観光発展のペースが早まれば早まるほど、観光地のトイレの「課題」が浮き彫りになってきた。15年、中国国家旅游(観光)局は「トイレ革命」の実施を開始し、トイレをめぐる課題克服に取り組んできた。しかし、「トイレ」の課題を重視しない声もあった。それでも、よく考えて見ると、大きな変化は小さなことから始まるものだ。

旅游局は15-17年、「トイレ革命三年計画」を実施し、中国全土のトイレ7万ヶ所を新築・改築した。

すでに終わった今年の春節連休中、中国全土の観光客数は過去最高を記録し、各人気観光地を訪問した観光客の満足度も高かった。そのなかで、「トイレ革命」が大きな役割を果たした。

四川省の海螺溝景勝地を訪問した英国人観光客のGraceさんは、「ここのトイレは、大自然に完全に溶け込んでいて、近くに来てよく見るまで、トイレだとは全く分からなかった」と目を丸めた。

今年の春節期間中、安徽省にある景勝地・黄山は、雨が降る悪天候となり、観光地の全てのトイレに玄関マットと滑り止めマットが敷かれたほか、注意喚起する標識や口頭で注意を呼び掛ける職員を増やした。また、温風送風機やブロアーを使ってトイレの床を乾燥させた。さらに、列に並んでいる観光客がイライラしないように、職員が説明を行った。注目すべき点は、女性トイレが混雑している一方、男性トイレは混雑していない場合、職員を手配して一時的に男性トイレを女性トイレとして活用し、女性トイレの混雑を緩和したことだ。

吉林省の長白山景勝地では、春節期間中、観光客に快適にトイレを利用してもらうために、トイレの清掃マニュアルを改正し、ゴミが落ちてから8分以内に職員が清掃する「8分清掃法」を実施した。

旅游局は17年末、「トイレ革命新三年計画」を策定し、18-20年、中国全土のトイレ6万4000ヶ所を新築・改築する計画だ。今年はその1年目で、「トイレ革命」は今後も長期的に続くという。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年2月24日

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