国家海洋局第一海洋研究所が11日に発表した情報によると、同研究所所属の科学観測船「向陽紅01」が、初めて南極半島東側のパウエル海で深海潜水ブイを2基投入した。ブイは同海域の海洋の「律動」と「脈拍」を長期的に観測する。これはこの海域の「動的心電図検査」を行うことに等しい。新華社が伝えた。
潜水ブイは主に主要浮体とケーブル、流速計、CTD、リリーサーなどからなる。上から下まで一連の設備を、重さ1トン以上の錨で指定の位置に固定する。浮体が提供する浮力により、システム全体が海の中で垂直の状態を維持する。計画によると、同システムは海で1年以上稼働することができる。
同研究所の李鉄剛所長は、「中国が同海域に深海潜水ブイを投入するのは今回が初だ。ブイ回収後、科学研究者は各水深の海流や水温、塩分などの長期的な変化の観測データを入手できる。特に潜水ブイが記録した極端に過酷な条件下の環境状況には、より大きな科学的な意義と研究の価値がある」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月12日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn