浙江省教育庁はこのほど、「小学校の登校時間を遅くする業務に関する指導的意見」を発表。新学期から、浙江省のすべての小学校が登校時間を遅らせることになった。小学1、2年生の登校時間は午前8時以降、授業は8時半以降に始めなければならない。新華社が報じた。
登校時間が遅くなることに関して、勝利実験学校に通う生徒の保護者・厳邵萍さんは、「これまでは、朝は読書をしなければならず忙しかったため、子供は午前7時までに起きなければならなかった。そのため、起きるのが20分遅くなっただけで、子供は自分ですべてのことを余裕を持ってすることができ、加えて自らソファーに座って読書をし、落ち着いて朝ごはんを食べてから登校できるようになった。見るからにとても気分がよさそう」と話した。
ただ、取材では、少し困惑気味の子供や保護者もいることが分かった。例えば、東園小学校2年の王子傑君は午前8時前に到着し、校門の前で待っていた。そして、お母さんは「気を付けてね」と王子傑君に言うと、8時半までに出勤しなければならないため、すぐにその場を離れていた。「登校時間が遅くなったのはいいこと。でも、私の出勤時間は変わらないので、子供を早めに学校まで送るしかない」という。
この新しい政策について、小学校2校の責任者も、「まだ慣れない」としていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月7日
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