四川省で6日、「ジャイアントパンダ国家公園建設戦略協力プロジェクト」が正式に始動、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で調印セレモニーが開催された。今後5年、中国銀行四川省支店は、同プロジェクトに100億元(約1680億円)の意向性融資を実施する。新華社が報じた。
四川省ジャイアントパンダ国家公園体制試験ポイント業務推進指導グループの曲木史哈グループ長は調印式で、「同公園の原住民にターゲットをしぼった貧困支援を確実に展開し、同公園の建設推進をサポートするために各方面と意思の疎通を図り、四川省林業庁は、中国銀行股フン有限公司(フンはにんべんに分)四川省支店、四川省紅十字会と、同公園は成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の範囲内の19県(市、区)の人民政府と、協力を展開する」と説明した。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地とジャイアントパンダ国家公園の範囲内の19県(市、区)は、協力プラットフォームを立ち上げ、特色ある産業の育成のほか、生態教育、観光、文化などの分野で、ターゲットをしぼった貧困支援を実施することで、貧しい現地の人々が貧困を脱出し、豊かな生活を送ることができるようにサポートする。成都ジャイアントパンダ基地は、国内外からの観光客が多く訪れるというメリットを生かし、国家公園内に特産品を販売したり展示するエリアを設置する。
四川省内のジャイアントパンダ国家公園は、合わせて17万人が住む7つの市・州、19県をカバーし、その総面積は約200万ヘクタールにあたる。それらは、四川生物多様性国家重点生態機能区の重点エリアで、長江上流のエコシステムバリアの重要な部分を構成している。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月7日
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