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テスト飛行進む国産大型旅客機C919 受注815機

人民網日本語版 2018年03月07日14:14

第13期全国人民代表大会第1回会議の上海代表団は6日午後、代表団の全体会議を開催した。会議では国産大型旅客機「C919」を設計した呉光輝氏が、「C919はこれまでに海外や国内の顧客から815機を受注した。今後は『929』などと名付けられるより多くの国産大型旅客機が登場するだろう」と発言した。新華社が伝えた。

呉氏は、「中国商用飛機有限責任公司が目下、C919の開発を全力で加速させており、年内には(リージョナルジェット旅客機)『ARJ21』15機を製造する計画で、ワイドボディ機も大型旅客機プロジェクトの中に入っている。C919はしばらく飛行していなかったので、人々の関心が高まっているが、実際には通常の改修作業を行っていただけだ。昨年5月に初飛行に成功した後、これまでに2機が23回のテスト飛行を行っている」と述べた。

呉氏の説明によれば、C919は現在、第1機が重心位置の前方限界と後方限界、積載貨物への影響をモニタリングしているところだ。次は大気との相対速度を計測する予定で、将来はパラシュートを搭載して失速などの「危険な状況」のテストを行うという。

呉氏は、「こうした各種装備の搭載はいっぺんに行うわけにはいかないし、テスト飛行の進展にともなって徐々に進めなければならないものだ。第2機の改修も上海で行われており、4月には山東省東営市でテスト飛行に進む予定だ。続く系統的テストが終わると、2機はさらに最も寒冷なエリアや最も熱いエリアといった過酷な条件下でのテスト飛行をくぐり抜けなければならない」と述べた。

今年はより多くの国産大型旅客機が青空に飛び立つ見込みだ。呉氏は、「C919は第3機が年内に上海浦東国際空港に新設された第5滑走路で初飛行を行い、2019年はさらに3機がテスト飛行を行い、計6機がテスト飛行をする予定。このほか年内には積載量が最大になった時の静的載荷試験も行われる」と述べた。

また呉氏は、「C919はすでに国内外の顧客28社から815機の注文があり、これはつまりこの航空機が市場に歓迎されるよい製品だということを物語る。C919には今後、たくさんの『きょうだい』が誕生し、より多くの国産大型旅客機が大空に羽ばたくことになる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年3月7日

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