甘粛省敦煌市にある世界文化遺産・敦煌莫高窟は今年、夜間見学イベントを実施する計画であるとし、敦煌文化を愛する人々に莫高窟の夜の様子も楽しんでもらうのだという。中国新聞社が報じた。
敦煌研究院は12日、今年4月中旬から5月上旬まで、「夜遊莫高窟」、「夜遊莫高窟、詩意辺関行」、「遊姉妹双窟、走玄奘之路」など、莫高窟を夜間に見学できる一連のイベントを開催することを明らかにした。来場者は、夜の莫高窟を見学できるほか、敦煌西部に行って、唐代の詩人・王之渙が詠んだ「春風渡らず玉門関」という詞や唐代の詩人・王維の「西のかた陽関を出づれば故人無からん」という詩に込められた意味を感じることができる。
敦煌研究院の王旭東・院長は12日、「今回企画された莫高窟の夜間見学イベントは、敦煌全域観光経済圈を建設するための重要な企画で、オンデマンド文化観光サービスを提供し、これまでとは違う敦煌の自然文化の旅を体験してもらう」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年3月14日
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