欧州特許庁(EPO)が12日に発表した報告書によると、中国の昨年のEPOへの特許出願件数は過去最多の9401件にのぼり、申請国ランキングで5位に浮上した。新華社が伝えた。
報告書によると、EPOは昨年、前年比4.6%増の17万4300件の特許出願を受け付けた。最多は依然として米国で4万3000件。2位はドイツ、3位は日本、4位はフランス。
報告書によると、中国の昨年の出願件数は前年比8.8%増、2008年比で6倍以上になっている。主にデジタル通信、コンピュータ技術、電気機械、計器、エネルギー、電気通信などの分野に集中している。うちデジタル通信が最大の比率を占めている。EPOが昨年受け付けたデジタル通信分野の特許出願のうち、中国が約20%で2位につけた。企業による同分野の特許出願件数ランキングを見ると、華為(ファーウェイ)が首位になっている。
アントニオ・カンピノスEPO会長は、「中国の特許出願件数が過去10年間で大幅に増加したのは、中国の研究開発における努力を反映しているもので、革新駆動型経済を実現するための取り組みを体現しているものでもある」と述べた。
報告書によると、EPOは昨年12万7000件以上の申請を許可し、うち4831件が中国のものだった。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年3月14日