朝鮮の最高指導者・金正恩氏は現地時間24日夕方、専用列車でロシア極東のウラジオストクに到着した。約3日間同国を訪問する見通しだ。25日にはプーチン大統領と初の首脳会談を行い、朝鮮半島の非核化や朝露経済・貿易協力などについて意見交換する。中国新聞網が伝えた。
ペスコフ・ロシア大統領府報道官によると、両国首脳は現地時間25日午後1時から2時頃に会談を行う。会談の準備過程を知る関係筋によると、両国首脳の「1対1」の会談は約1時間行われる。その後、露朝両国代表団の参加する拡大会合が約3時間行われる。
また、事情を知る関係筋によると、両国首脳は会談の締めくくりに夕食を共にするかもしれない。「プーチン大統領は25日昼頃に到着した後、露朝首脳会談を行う。首脳会議の最後の行事が夕食会になると見られる」。
■専門家「主要議題は朝鮮半島の安全保障」
ロシア科学アカデミー極東研究所のセルゲイ・ルエヤニン所長は、朝鮮半島の安全保障が露朝首脳会談の主要議題になると見る。「露朝の二国間交渉では、非核化や朝鮮半島情勢の改善に関する政治問題に加え、朝鮮人労働者の割り当て増加、対朝支援の拡大など露朝二国間の問題も話し合われるのは明らかだ。だが最も主要な問題は朝鮮半島の安全保障だ」。
また、ロシア・スプートニクは努光鉄・朝鮮人民武力相の話として、朝鮮政府がロシアと軍事分野で成果に富む協力を行うとともに、国際安全保障協力を強化することを望んでいることを報じた。（編集NA）
「人民網日本語版」2019年4月25日
