崔天凱駐米大使「中米経済貿易協議の扉は依然開かれている」

人民網日本語版 2019年05月24日16:03
崔天凱駐米大使「中米経済貿易協議の扉は依然開かれている」

中国の崔天凱駐米大使は現地時間21日、米FOXニュースのインタビューで中米間の貿易問題などについて質問に答え、「中米経済貿易協議の扉は依然開かれている。華為(ファーウェイ)に対する告発には何の根拠もないものだ」とした。国際在線が伝えた。

中米経済貿易協議について、崔大使は、「中国側は一貫して、良好な貿易合意とは中米双方の利益にかなうものであり、相互尊重と平等互恵を基礎に築かれるべきだとの考えであり、今も合意に達するため米側と引き続き交渉するつもりで、その交渉の扉は依然開かれている」とした。

また「過去1年間の中米経済貿易協議の過程を振り返れば、中国側が一貫して約束を遵守する一方で、米側が一度ならずその言動を左右し、双方間の初期段階における合意を台無しにしてきたことは明らかだ」と指摘した。

貿易赤字に関する質問には、「貿易赤字は単純な数字のゲームではなく、その背後には多くの構造的要因がある。それでもなお中国側は貿易不均衡の問題を解決する措置を講じようとし、米国の製品とサービスの輸入を増やそうとし、またそのために一層努力しようとしている」と述べた。

インタビューで崔大使はファーウェイに関する一連の告発に反論。「欧米には、欧米諸国がファーウェイの機器を使用した場合、実質的に中国側に重要な情報を差し出すリスクに直面すると考える専門家がいる」との指摘に、「そうした告発には何の根拠も証拠もない。『スパイ活動に携っている』と他者を告発する彼ら自身がスパイ活動に携っているのは皮肉なことだ」と応じ、「ファーウェイは普通の中国の民間企業に過ぎない。従ってファーウェイに対する全ての行動には政治的動機がある。中国はこうした行動が正常な貿易・投資関係をかき乱し、市場運営に対する人々の信頼を破壊し、公平、開放、競争、企業家精神、法治などに対する彼らの価値観と信念を弱めることを大変懸念している」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年5月24日

  

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