最近、香港ではデモ行進と暴力突撃活動が発生し続け、香港の法治・社会秩序・経済・民生・国際的イメージに深刻な影響を与えており、香港に関心を抱き、香港を大事にする全ての人々は心の痛みを深めている。特に少数の過激分子による暴力活動は、すでに香港の繁栄と安定の大局を深刻に破壊し、香港の法治と社会秩序に深刻に挑戦し、香港市民の生命と財産の安全を深刻に脅かし、「一国二制度」原則のレッドラインに深刻に抵触してもいる。これは断じて容認することも、大目に見ることもできない。人民日報が伝えた。
法治は香港人の誇る基本的価値観であり、香港の良好なビジネス環境の基礎であり、香港が繁栄と安定を保つうえでの重要な礎であり、ごく一部の者が何はばかることなく踏みにじるのを許すことは断じてできない。立法会に突撃して公然と破壊し、国章を公然と汚損し、警察本部を包囲し、警察官を殴打し傷害を加え、危険物と大量攻撃的兵器を不法に備蓄し、国旗を侮辱する……数々の悪行は平和的デモ行進の範疇を完全に超えている。いかなる文明、法治社会もこれを容認することはない。中央政府は林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官による特区政府を率いた法に基づく施政を断固として支持し、香港警察当局の厳正な取締りを断固として支持し、香港特区政府の関係当局と司法機関が法に基づき暴力犯罪分子を懲罰することを断固として支持し、国家を愛し香港を愛する人々による香港の法治と社会秩序を守る行動を断固として支持する。
特区政府による「逃亡犯条例」と「刑事事宜相互法律協助条例」の改正は、現有の法制度の抜け穴を塞ぎ、犯罪を共同で取締り、正義を示すのが本旨であり、中央がこれに支持を表明したことに目を向けるべきだ。条例改正の過程で社会に割合大きな意見の相違が生じたうえ、デモ行進も引き起こしたことにかんがみ、特区政府は社会の落ち着きを早期に回復するため条例改正の一時見合わせを決定した。中央はこれにも支持、理解、尊重を表明した。今回の条例改正作業にあった不足点を特区政府はすでに真摯に総括し、省察し、行政長官もよりオープンに、より包摂的に民意に耳を傾けると表明した。だが「樹静かならんと欲すれども風止まず」である。一部過激分子は依然として「条例改正反対」を口実に暴力事件を挑発し、起こし続け、極端な行動によって特区政府を脅迫しようと企て、さらには「一国二制度」のレッドラインに公然と挑戦すらしている。これは全く「酔翁の意は酒にあらず」である。