新中国成立70周年

奮闘で創り上げたこの世の奇跡 (4)

--新中国成立70周年を祝して(一)

人民網日本語版 2019年09月29日16:07

発展は長い川のごときもので、いくつかの河川や河川区間から成っている。人類社会の発展という「長い川」の法則、自国の発展という「河川」の法則、属している歴史段階という「河川区間」の法則を知り、把握できて初めて、歴史という大きな潮流の中でその流れに乗って事を成し、勢いに乗って台頭し、勢いよく前進していくことができる。70年にわたって、中国は共産党執政の法則、社会主義建設の法則、人類社会発展の法則への理解を絶えず深めてきた。これこそが中国の奇跡に内在するロジックなのだ。

中国問題を研究する世界のウォッチャーたちは中国に対して比較的共通した認識を抱いている。それは中国共産党は困難に直面するほどより勇猛果敢になる政党であり、危機を脱する不思議なパワーを身につけており、信じがたいほどの奇跡ともいえる成果を生み出し続けてきたという点だ。この70年間において、中国はかつて国交の断絶や制裁に遭ったことがあり、焦燥に駆られ猪突したこともあり、大洪水や大地震、疫病といった深刻な災害という試練を経験したことも、金融危機や貿易摩擦といった国際社会における波風にも直面したことがある。しかし、常に共産党の力強い指導の下、そのパワーを結集させて大事を成し、各種事業を統一して優れた効率で組織し、各種作業を展開し、一連の重大なリスクを伴う挑戦に対する対応で成功を収め、数々の困難を克服し、常に正しい方向に沿って安定した歩みを続けてきた。

こうした事実が「共産党は民族と人民のための利益を追求する政党であり、共産党の私利私欲を求めたことは決してない」ことを証明していると言えよう。

70年間にわたり中国の大地に記された奇跡にはその執政政党の「どのように執政を行うか」という弛まぬ探究と実践が凝縮されている。中国共産党は、「中国の問題を解決するには、中国の大地で自国に最も適した道と方法を探すしかない」ということを固く信じている。市場経済システムを導入するにあたり、中国はいわゆる「ワシントン・コンセンサス」の定義するところの「ショック療法」を受け入れず、漸進的改革の道を歩んだ。それは資源の配置における決定的な作用を市場において十分に発揮しただけでなく、政府の作用をよりよく発揮し、市場経済において周期的に見舞われる大きな起伏を効果的に抑制し、全体的に安定した発展状態を保った。また農村の土地制度改革においては、私有化を行わず、「家庭聯産承包責任制(生産責任制)」を打ちたてることで、農村における請負地の「三権分置(農村土地の所有権、請負権、経営権を分けて配置すること)」の改革を推し進めた。さらには人をその核心に据えた都市化を推し進め、農民が都市において根を下ろすことができる条件を作り上げることで、大都市には貧民窟が形成されるといったような問題が生じなかった。このようにこの70年間にわたる奇跡の道が示してきたのは、マルクス主義政党が弛まず進めた探索と革新だった。

中国の奇跡を読み解くには、社会主義を読み解く必要があり、中国共産党が把握する社会主義建設の法則を読み解く必要がある。

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