福建省徳化県にある九仙山で26日、山の稜線を越えて風下側に流れた雲が、山に沿って滝のように落下しながら消えていく「滝雲」の現象が見られた。気象関係者によると、この滝雲の出現は寒気の南下に関係があるという。寒気が移動する際、冷たい空気が斜面を流れるように低い谷や盆地へと流れ込む。空気が地面に近づけば近づくほど、地表からの影響が大きくなるため、地表から近いほど気温は下がり、地表から遠いほど気温の低下は少なくなり、地表からの逆転層が形成され、低層雲の雲頂がちょうど山脈にぶつかることで、雲が山に沿って滝のように落下していく美しい現象が生まれることになる。中国新聞網が伝えた。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年11月27日