外交部(外務省)の趙立堅報道官は12日、広東省による防疫措置の実施が中国に滞在するアフリカ人に関わる問題について談話を発表した。外交部(外務省)のウェブサイトが伝えた。
趙報道官は「中国政府は中国に滞在する全ての外国人を平等に扱っており、いかなる特定の人々に対しても違う手法を取ることにも反対しており、ましてや差別的言動に対してはゼロ容認だ」と指摘した。
趙報道官は「中国とアフリカは良き友人、良きパートナー、良き兄弟だ。中国国民が感染症と戦っている肝心な時に、アフリカの国々と人々から寄せられた力強い声援と支持を、我々は心に深く刻んでいる。アフリカの感染状況が日増しに厳しくなる中、中国は政府から民間まで積極的に行動を起こし、多くの支援物資がすでにアフリカに到着しており、互いに支持し合い、助け合う中国とアフリカの良き伝統を体現し、アフリカ諸国及びアフリカ連合(AU)の高い評価を得ている。今後も中国側は引き続きアフリカ諸国にできる限りの支援を行う」と強調。
「中国政府は感染防止・抑制の過程において一貫して、中国に滞在する外国人の生命・健康・安全を非常に重視し、全ての外国人を平等に扱っており、いかなる特定の人々に対しても違う手法を取ることにも反対しており、ましてや差別的言動に対してはゼロ容認だ。感染症の発生以来、広東省はアフリカ国籍の人々を含む全ての外国籍の人々の感染者に対する治療活動を非常に重視し、専門のプランを定め、適切な手配を行い、アフリカ国籍の重体患者の治療に成功し、彼らの生命の安全と身体の健康を最大限保障してきた」と指摘した。
さらに「現在、一部のアフリカ人の懸念を広東省側は非常に重視し、速やかに整理と調査を行い、取り組み方法の改善・整備を急いでいる。差別なき扱いの原則に従い健康管理サービスを実行すること、外国人の医学観察のために専門のホテルを指定すること、経済難を抱える人々のホテル滞在費用を適切に減免すること、広州の外国総領事館との効果的なコミュケーションメカニズムの構築、いかなる人種差別主義、差別的発言にも反対することなどだ。外交部は引き続き広東省と緊密に連携し、アフリカ側の理にかなった懸念と正当な訴えに積極的に応じていく」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年4月13日