外交部(外務省)の趙立堅報道官は9日の定例記者会見で「中国側は感染症を利用して政治問題化とスティグマタイゼーションを行う行為に反対し、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に対する個人攻撃と人種差別的言動を強く非難する」と表明した。
趙報道官は「WHOはテドロス事務局長が率いる中、自らの職責を積極的に履行し、客観的で科学的かつ公正な立場を堅持し、各国の感染症対策、国際協力の推進を支援するために重要な役割を発揮して、国際社会から一致して認められ、高く称賛されている。中国側は感染症との戦いの世界の協力においてWHOが引き続きリーダーシップを発揮することを支持する」と述べた。
「新型コロナウイルス感染症の発生以来、台湾民進党当局はほしいままに政治工作を行い、台湾のいわゆるWHO及びWHO総会への参加問題を騒ぎ立て続けている。その真の目的は『感染症によって独立を図る』ことだ。我々はこれに断固として反対する。彼らの企てが思い通りになることは絶対にない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年4月10日