習近平主席が南ア大統領・ハンガリー首相と電話会談、伝わる重要メッセージとは

習近平主席は15日夜、南アフリカのラマポーザ大統領、ハンガリーのオルバーン首相とそれぞれ電話会談した。新華社が伝えた。

南アフリカとハンガリーは中国の全面的戦略パートナーだ。世界が新型コロナウイルス感染症との闘いを繰り広げるなかで、習主席と両国首脳の電話会談からは、次のような重要なメッセージが伝えられた。

1つ目は、防疫努力に対する確固とした支持だ。この断固とした支持は、南アフリカとハンガリーの防疫努力に対する支持であるとともに、国連と世界保健機関（WHO）が世界の防疫協力においてしかるべき役割を発揮することに対する支持でもある。ラマポーザ大統領との電話会談で、習主席は中国とアフリカとの防疫協力に特に言及し、「中国は引き続きアフリカの兄弟姉妹と立場を同じくしていく」と述べた。

2つ目は、2国間協力の積極的な計画だ。オルバーン首相との電話会談で、習主席は双方が感染拡大後の2国間関係発展を積極的に計画していることを特に強調し、感染症収束後早急にオルバーン首相と会談し、中国・ハンガリーの全面的戦略パートナーシップと、中国と中欧・東欧諸国との協力をさらに高いレベルへと引き上げていくことを望んでいると述べた。

ラマポーザ大統領とオルバーン首相は、中国が提供した防疫援助に対し謝意を示すと同時に、中国の核心的利益に関わる問題について中国側を支持することを重ねて表明した。

ラマポーザ大統領は、「南アフリカは、台湾地区など中国の核心的利益にかかわる問題における中国の立場を支持し、中国と緊密に協力し、双方の共通利益を守ることを望んでいる」と述べた。

またオルバーン首相は、「ハンガリーは終始変わらず『一つの中国』政策を取っている」と述べた。（編集AK）

「人民網日本語版」2020年5月16日